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目次 - 高強度PRC版
高強度PRC版の概要
高強度PRC版の構造
高強度PRC版の特徴
急速施工が可能
高品質なコンクリート
部分的に交換が可能
不同沈下に対してリフトアップが容易
高強度PRC版の施工方法
高強度PRC版の施工例
高強度PRC版研究会
高強度PRC版に関するその他 技術情報
高強度PRC版は、高品質・高耐久の舗装版であり、工場製作のRCプレキャスト版を現場にて敷設するコンクリート舗装工法です。空港や港湾のコンテナヤードのように交通荷重が特に大きい場合や軟弱地盤上に建設される舗装に適しています。プレキャスト版を使用するため急速施工が可能であり、管理の行き届いた工場で高強度コンクリートを使用して製作されるため、高品質・高耐久性であることから、工期短縮やライフサイクルコストの低減に大きく貢献します。
高強度PRC版は、コンクリート舗装の設計手法として従来用いられてなかった鉄筋コンクリート理論(RC理論)を用いて設計しており、強度および剛性を高めるために高強度コンクリート(σck=60N/mm2)と上下の鉄筋を部分的に連結させたラチストラス鉄筋を採用しました。 また継手は、大型航空機荷重やその他重荷重に対して十分な耐荷性、耐久性を有するコッター式継手を開発しました。この継手は、版に埋設されているC型金物にくさび状のH型金物を挿入し、固定用ボルトを締め込む事で目地部にプレストレスが導入される構造となっており、プレキャストコンクリート版舗装の弱点である目地部の耐久性を高め複数の版を一体化できると共に、補修に際しての部分的な取替えを容易にすることが可能になりました。
・高強度PRC版で使用する裏込め充填用および目地充填用のグラウト材は、優れた流動性、超速硬性、-5℃の気象条件でも使用可能なものを開発しました。
・高強度PRC版は、品質管理の行き届いた工場製品なので、バラツキが少なく、高品質なコンクリートが得られます。
・高強度PRC版は、コッター式継手の金物を取り外せば、部分的に高強度PRC版を交換することができます。
・高強度PRC版は、あらかじめ高強度PRC版に設置してあるリフトアップ用孔・グラウト注入孔からジャッキアップ、グラウト注入が可能です。
まず路盤工として、セメント安定処理路盤材等による路盤材を敷均し、ローラーにて所定の高さ・密度・支持力が得られる様に転圧して仕上げます。路盤工完了後、グラウト注入材の路盤への浸透を防ぎ材料のロスをなくす為、ポリエチレンシートを舗装版設置箇所に敷設します。 続いてトレーラーにて現場搬入した高強度PRC版を、クレーンにて吊り上げ、所定の位置に仮置きします。仮置き後、高さ調整ボルトを用いて高さ調整を行い、コッター式継手のC型金物にH型金物を挿入し、固定ボルトを仮締めし、仮連結を行います。 高強度PRC版の仮連結を行ったのち、路盤と高強度PRC版の隙間にグラウト注入を行います。グラウト材は高強度PRC版の注入パイプから自然流下させて注入を行います。この際、空隙や空気だまりを作らないように、高さ勾配の低い方から高い方に順番に充填します。その後、高強度PRC版の突合せ部に目地グラウト材を充てんします。 グラウト材が所定の強度を得られたのを確認した後、コッター式継手の本締めを行います。本締めは、トルクレンチを用い、規定のトルクにてコッター式継手の締込ボルトを締めつけることで行います。 最後に表面処理として、コッター式継手部に樹脂系の蓋を取り付けます。蓋はボルトにて締付け固定し、これにより、高強度PRC版表面を平滑にして施工完了になります。
国内外を問わず人や物の移動に関しては「より大量に、より迅速に」といった要請が増大しています。 わが国の空港、港湾および道路その他の各施設においても、使用機材の大型化や使用頻度の増大による機能増を伴う更新投資および維持修繕が増加するものと思われます。 一方、社会資本に係る「ライフサイクルコスト」や「アセットマネジメント」の考え方も定着しつつあり、社会資本の整備を考える上でこれらは欠かす事の出来ない概念となっております。 こうした中、高耐久・高寿命でかつ維持修繕の容易な「高強度PRC版」は、「時代の要請に応えた技術」として開発され一部の空港や港湾および道路に採用されておりますが、さらなる技術開発を推進しその成果を広く普及する事により今後の成熟化社会の資本の維持管理に貢献する事を目的として、平成20年4月1日に「高強度PRC版研究会」が設立されました。 (高強度PRC版研究会ホームページより) 高強度PRC版研究会ホームページ http://www.koukyoudoprc.com/
発表論文 空港舗装における高強度RCプレキャスト舗装版 の設計に関する基礎検討 土木学会舗装工学論文集 第 8巻、2003年12月 高強度RCプレキャスト版舗装の空港への適用性 土木学会舗装工学論文集 第 8巻、2003年12月 空港舗装における高強度RCプレキャスト舗装版に関する研究 共同研究報告書、平成16年 3月 高強度RCプレキャスト舗装版の開発 日本道路会議、2001年、p120 高強度RCプレキャスト舗装版の開発研究 道路建設 第12回舗装技術に関する懸賞論文 佳作、2001年11月、p32 報文 高強度RCプレキャスト舗装版の開発と施工 舗装、2002年6月、p8 高強度RCプレキャスト舗装版による交差点改良の高度化 日本道路会議、2003年、p14 空港舗装における高強度RCプレキャスト舗装版の設計に関する基礎検討 舗装工学論文集、2003年、p173 高強度RCプレキャスト版舗装の空港への適用性 舗装工学論文集、2003年、p183 高強度RCプレキャスト舗装版の開発 土木学会学術講演会講演概要集、2002年、p811 高強度RCプレキャスト舗装版によるエプロン部の改良 日本道路会議(論文番号20088)、2005年 高強度RCプレキャスト舗装版による急速施工と性能評価 北陸道路会議論文集、2006年、p142 新技術情報提供システム NETIS 登録番号 No. CB-020006-V
高強度PRC版は、高品質・高耐久の舗装版であり、工場製作のRCプレキャスト版を現場にて敷設するコンクリート舗装工法です。空港や港湾のコンテナヤードのように交通荷重が特に大きい場合や軟弱地盤上に建設される舗装に適しています。プレキャスト版を使用するため急速施工が可能であり、管理の行き届いた工場で高強度コンクリートを使用して製作されるため、高品質・高耐久性であることから、工期短縮やライフサイクルコストの低減に大きく貢献します。
高強度PRC版は、コンクリート舗装の設計手法として従来用いられてなかった鉄筋コンクリート理論(RC理論)を用いて設計しており、強度および剛性を高めるために高強度コンクリート(σck=60N/mm2)と上下の鉄筋を部分的に連結させたラチストラス鉄筋を採用しました。
また継手は、大型航空機荷重やその他重荷重に対して十分な耐荷性、耐久性を有するコッター式継手を開発しました。この継手は、版に埋設されているC型金物にくさび状のH型金物を挿入し、固定用ボルトを締め込む事で目地部にプレストレスが導入される構造となっており、プレキャストコンクリート版舗装の弱点である目地部の耐久性を高め複数の版を一体化できると共に、補修に際しての部分的な取替えを容易にすることが可能になりました。
・高強度PRC版で使用する裏込め充填用および目地充填用のグラウト材は、優れた流動性、超速硬性、-5℃の気象条件でも使用可能なものを開発しました。
・高強度PRC版は、品質管理の行き届いた工場製品なので、バラツキが少なく、高品質なコンクリートが得られます。
・高強度PRC版は、コッター式継手の金物を取り外せば、部分的に高強度PRC版を交換することができます。
・高強度PRC版は、あらかじめ高強度PRC版に設置してあるリフトアップ用孔・グラウト注入孔からジャッキアップ、グラウト注入が可能です。
まず路盤工として、セメント安定処理路盤材等による路盤材を敷均し、ローラーにて所定の高さ・密度・支持力が得られる様に転圧して仕上げます。路盤工完了後、グラウト注入材の路盤への浸透を防ぎ材料のロスをなくす為、ポリエチレンシートを舗装版設置箇所に敷設します。
続いてトレーラーにて現場搬入した高強度PRC版を、クレーンにて吊り上げ、所定の位置に仮置きします。仮置き後、高さ調整ボルトを用いて高さ調整を行い、コッター式継手のC型金物にH型金物を挿入し、固定ボルトを仮締めし、仮連結を行います。
高強度PRC版の仮連結を行ったのち、路盤と高強度PRC版の隙間にグラウト注入を行います。グラウト材は高強度PRC版の注入パイプから自然流下させて注入を行います。この際、空隙や空気だまりを作らないように、高さ勾配の低い方から高い方に順番に充填します。その後、高強度PRC版の突合せ部に目地グラウト材を充てんします。
グラウト材が所定の強度を得られたのを確認した後、コッター式継手の本締めを行います。本締めは、トルクレンチを用い、規定のトルクにてコッター式継手の締込ボルトを締めつけることで行います。
最後に表面処理として、コッター式継手部に樹脂系の蓋を取り付けます。蓋はボルトにて締付け固定し、これにより、高強度PRC版表面を平滑にして施工完了になります。
(トランスファークレーン走行路版、コンテナ版)
国内外を問わず人や物の移動に関しては「より大量に、より迅速に」といった要請が増大しています。 わが国の空港、港湾および道路その他の各施設においても、使用機材の大型化や使用頻度の増大による機能増を伴う更新投資および維持修繕が増加するものと思われます。
一方、社会資本に係る「ライフサイクルコスト」や「アセットマネジメント」の考え方も定着しつつあり、社会資本の整備を考える上でこれらは欠かす事の出来ない概念となっております。
こうした中、高耐久・高寿命でかつ維持修繕の容易な「高強度PRC版」は、「時代の要請に応えた技術」として開発され一部の空港や港湾および道路に採用されておりますが、さらなる技術開発を推進しその成果を広く普及する事により今後の成熟化社会の資本の維持管理に貢献する事を目的として、平成20年4月1日に「高強度PRC版研究会」が設立されました。
(高強度PRC版研究会ホームページより)
高強度PRC版研究会ホームページ
http://www.koukyoudoprc.com/
発表論文
空港舗装における高強度RCプレキャスト舗装版 の設計に関する基礎検討
土木学会舗装工学論文集 第 8巻、2003年12月
高強度RCプレキャスト版舗装の空港への適用性
土木学会舗装工学論文集 第 8巻、2003年12月
空港舗装における高強度RCプレキャスト舗装版に関する研究
共同研究報告書、平成16年 3月
高強度RCプレキャスト舗装版の開発
日本道路会議、2001年、p120
高強度RCプレキャスト舗装版の開発研究
道路建設 第12回舗装技術に関する懸賞論文 佳作、2001年11月、p32
報文 高強度RCプレキャスト舗装版の開発と施工
舗装、2002年6月、p8
高強度RCプレキャスト舗装版による交差点改良の高度化
日本道路会議、2003年、p14
空港舗装における高強度RCプレキャスト舗装版の設計に関する基礎検討
舗装工学論文集、2003年、p173
高強度RCプレキャスト版舗装の空港への適用性
舗装工学論文集、2003年、p183
高強度RCプレキャスト舗装版の開発
土木学会学術講演会講演概要集、2002年、p811
高強度RCプレキャスト舗装版によるエプロン部の改良
日本道路会議(論文番号20088)、2005年
高強度RCプレキャスト舗装版による急速施工と性能評価
北陸道路会議論文集、2006年、p142
新技術情報提供システム NETIS
登録番号 No. CB-020006-V