例) カルバート、セグメント、ジオウェア、ダム、空港...
プレキャストコンクリートと鋼矢板を組み合わせた 「G-LOCK護岸 ™ J-type」による嵩上げ工法を開発しました
ジオスター株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役社長:堀田穣、以下「当社」)は、鋼矢板にプレキャストコンクリートを接続した護岸の嵩上げ工法である「G-LOCK護岸 ™ J-type」(以下「本工法」)を開発しました。
G-LOCK護岸 ™ J-type 組立鳥観図
【港湾・臨海部の国土強靱化】
気候変動に伴う平均海面水位の上昇、大規模台風の発生頻度の増加による高潮リスクの増大、南海トラフ地震・首都直下地震等の大規模地震の発生確率が引き上げられ、これら複数の災害リスク課題を有する中、港湾や臨海部を始めとする護岸構造物においても強靱化が求められております。
当社が開発した本工法は、事前に工場で製作されたプレキャスト部材と鋼矢板等を用いることで、これらの海面上昇・高潮・地震の三課題に対応致します。工場における事前の部材製作により従来の場所打ちコンクリートを用いる在来工法と比較して、高速施工が可能な工法であります。更に、護岸の構築においては、陸側からの施工のみでも工事が行える事から施工時の安全性にも配慮した構築等により、港湾・臨海部の国土強靱化に貢献して参ります。
【G-LOCK護岸 ™ J-typeの構造特長】
既設護岸上部にPCa嵩上げブロックを用いることで海面上昇に対応し、さらに高潮対策では嵩上げブロックに波返し機能を設ける事で嵩上げ高さを抑えながら高潮に対応可能であります。また、下部構造として既設護岸の近傍に鋼矢板を打設するため、地震等の災害で既設護岸が軽微に損傷した場合においてもPCa部材と鋼矢板で護岸構造を成立させる事も可能であり、既設護岸の性能に余り頼ることなく本工法のみで護岸性能を発揮する事が可能です。(設計条件による)
本工法の構築手順は、既設護岸の近傍に鋼矢板の打設を行うため既設構造物を撤去する必要がありません。その鋼矢板上部にPCaジョイント壁を用いて鋼矢板と組み合わせ、その後にPCa嵩上げブロックを設置することでG-LOCK護岸 ™ J-typeを構築いたします。
また、接合部の要となるPCaジョイント壁と鋼矢板の接続構造は、交番載荷実験を実施済みであり接合性能を十分有しております。また、本工法の類似の構造において港湾環境にて本接合構造の施工実績があり、耐荷性能を有する護岸構造であります。
接合部の交番載荷実験状況
【環境配慮型コンクリートの適用】
国土交通省土木工事の脱炭素アクションプランが策定されており、ポルトランドセメントの置換率が55%以上の産業副産物による置換率の製品について、用途などを指定して使用する原則化方針が掲げられております。当社においても環境配慮型コンクリートとして「G-SaveWhite ® E59 E69 E81」(数値は高炉スラグ微粉末の置換率)の製品をラインナップしております。これらの環境配慮型コンクリートは、CO2削減に貢献すると同時に高炉スラグ微粉末を主に使用していることで耐塩害性能を持ち合わせております。本工法では、これらの環境配慮型コンクリートを適用することで環境配慮と同時に耐塩害性能の向上を図ります。
【港湾新技術カタログ】
本工法は、国土交通省港湾局・国土交通省国土技術政策総合研究所が策定する「港湾工事における新技術カタログ」に掲載されており、気候変動による海面上昇や高潮への対応を目的とした「護岸嵩上げ等の気候変動適応」分野で選定されております。
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