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  • 合成セグメント
合成セグメントの概要

合成セグメントとは、セグメント内面を除く5面が鋼殻により構成され、その中にコンクリートを打設したセグメントです。

合成セグメントは、鋼製セグメントの内部をコンクリートで中詰めしたCPセグメントと異なり、コンクリートと鋼殻の間で付着が見込めることから、土圧や地下水圧、内水圧等の荷重に対して、コンクリートと鋼殻が一体となって抵抗することができます。このため、通常のRCセグメントに比べ、止水性や耐荷能力に優れ、同一の設計条件であればRCセグメントに比べ、薄肉化を図ることが可能です。

ジオスター株式会社は、日本製鉄株式会社から合成セグメントの製造委託を受けています。

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日本製鉄株式会社の合成セグメントには、NMセグメント(New Mechanically-jointed Segment)とHCCPセグメント(Hybrid&Composite Concrete Packed Segment)の2種類があります。

合成セグメント①  NMセグメント

NMセグメントは、継手部に嵌合方式を用いた合成セグメントです。

嵌合継手部の止水パッキンにより、非常に高い止水性を有しています。NMセグメントでは、引張に抵抗する鋼材をセグメントの内面・背面端部に配置して、鋼材を効率よく使用することによって、高い強度を保有しています。したがって、RCセグメントに比べ、同一条件であればセグメントの厚さを低減することが可能です。

合成セグメント  NMセグメント製品
合成セグメント②  HCCPセグメント

HCCPセグメントは、鋼製セグメントの内部をコンクリートで中詰めしたCPセグメント(後述)の進化形合成セグメントです。

HCCPセグメントには、強度別にNS(Normal Strength)タイプとSS(Super Strength)タイプの2種類があり、必要に応じて選択することができます。NSタイプは、鋼殻の縦リブに“く”の字形状の部材を用いることで、鋼殻とコンクリートのずれを防止して一体化を図るとともに、良好なコンクリート充填性を確保しています。一方、SSタイプは、縦リブに孔を開け鉄筋を貫通させることで、鋼殻とコンクリートの一体化を図っています。

合成セグメント  HCCPセグメント製品
CPセグメントの概要

CP(Concrete Packed)セグメントは、鋼製セグメントの内部にセグメント製造工場で予めコンクリートを打設した、コンクリート中詰め鋼製セグメントです。

CPセグメントは、あらかじめ内面にコンクリートを打設しているため、二次覆工を省略することができます。ただし、合成セグメントとは異なり鋼殻とコンクリートの付着がとられていないことから、土圧や地下水圧等の外力に対しては鋼製セグメントと同様の設計を行い、中詰コンクリートはジャッキ推力に対してのみ抵抗するものとして設計します。CPセグメントは、二次覆工が省略可能であることから、主たるセグメントに二次覆工省略型RCセグメントが用いられる場合の急曲線部や地中接合部等の特殊部に使用されています。

ジオスターは、日本製鉄株式会社からCPセグメントの製造委託を受けています。

CPセグメント製品